失恋の辛さについて 恋愛は苦手だ

失恋というのは何度繰り返しても辛いものですね…

私事ですが、ここに書いて気持ちの整理をしようと思います。

 

今思えば、私はAさんのことがずっと好きだったのだと思います。

1年前の春に仲良くなった時は相手に彼氏がいたので自分の気持ちは忘れ、すぱっと諦めたつもりでいました。あれ以来、友人としてずっと仲良くしていた一方で、ふとした時にモヤモヤするのを繰り返していました。他の女性を好きになったように思えても、どうにも頭の片隅にAさんの存在がへばりついて取れないような気がしていました。それでもAさんのことは諦めなければならないと分かっていたので自分の気持ちを見て見ぬふりしていました。

 

事態は去年の冬に動きました。Aさんが彼氏と別れたのです。それからしばらくしてAさんは仲の良かった私との距離を詰めてきました。嬉しかったのは確かです。でも、内心、私は心の隙間を埋めるのに使われているのではないかと疑っていました。

 

その後、共通の友人を交えて遊びに行く機会があり、そこで両思いがほぼ確定しました。疑念は消えなかったもののAさんを信じてみようと思いました。今までは自分も相手も信じれないまま進んでいたので少しは成長したのでしょうか。正直、この段階が一番楽しいですよね?

 

嬉しさと楽しさが高まる中、悲劇が起きました。Aさんに彼氏ができたのです。今思っても滑稽な話です。色々とばかばかしくなりました。自分の経験不足がこれを招いたのか、Aさんの性質がこれに繋がったのか、考えるだけ無駄に思えました。

これだけ言っておいてですが、私あんまり傷つかなかったんです。なぜなら去年の冬の時点で可能性を想定しておいたから。分かりますよ、それは。恋人と別れたら虚しくなって、寂しくなって、空いたものを満たしたくなるものですからね。よくわかりますとも。でもね、埋め合わせにされる人の気持ちも慮った方がいい。当事者になればそんな余裕がないことは分かるけれど、文句の一つでも言いたくなるのは理解してほしい。

 

彼氏がいることを本人の口から聞いて、それからが大変でした。関係性を軟着陸させる必要があったのです。もともとAさんのことが人として好きだったので、関係を断ち切るつもりはなく、共通の知人も多いので、純粋な友人関係に落ち着けることが双方の利益になると考えました。私が利益だの何だの考える人だから駄目だったのでしょうか…

まずは今まで通り振舞いつつ、相手の自己正当化行動を誘発して感情を安定させる等々。なんとか友人関係に軟着陸させることに成功しましたが自分に恋愛は向いてないと改めて感じました。文章化すると酷いですね。

 

この半年を経てAさんへの恋心は完全になくなりました。悲しいはずなのにすっきりしている自分に驚かされます。この半年に負った傷は、今後、しっかりと人を好きになれるきっかけにできればいいなと思っています。